①参加するトーナメントの大会ルールを順守すること。ルール違反でペナルティや減点が無いこと。

②カジキの居場所を特定する。これは前日来の情報が取れる方は良いのですが、そうでないチームは初日の動向に注視すること。
最初のヒットコールからチームに専従の係を決めて記録を取ること。そして複数のヒットコールの重なったところに潮目を導き出して、その海域から離れている場合はすみやかにルアーを片付けて、その海域に走る。
そして1日中ねばること。

ヒットコールはたとえ大型シイラやサワラであっても、そこはカジキの居場所でもあります。
黒潮は栄養塩や動物性プランクトンも少なくそれ故に透明度の髙い美しいブルーの海です。その為、魚は潮目にしか居ません。

トローリングに於いてはその潮目を見つけることが最大の課題です。カツオ漁の漁師さんも同じです。

大会の海域も決められています。これは必ず守らねばいけません。それは県から指定されるものです。
現在日本では沖縄県以外は全国的にトローリングは禁止されています。その為大会の実行委員会は県知事に対し特別採捕許可を申請します。だからルールを守らないと、中々うるさいことになります。

次回は「ルアー考」
なお、満潮と干潮の汐止まりの1時間前後はゴールデンタイムでカジキのヒットコールが多くなります。その時間帯とその海域に居ることが大切です。

KOLK黒潮塾
尾上徹夫