夢追い人と夢売り人の話です。

現在、田辺市内の浦港に「ドリームスカムトゥルー」という船名のボートが有ります。

ヤマハFR26 200ps船外機艇です。昨年から、こちらに来て今年9月15日に念願のファーストマーリンを釣り揚げられました。

 

始まりは、昨年2019524日に私に1本の電話がありました。

大阪在住の高野善博氏でビッグゲームをしたいとのことで、私の尾上徹夫の黒潮塾のホームページを十数年前から、お気に入りにして見ていただいてたそうです。しかしこの5年程、私のホームページは、私の母親の老々介護の為、更新されず、昨年、少し更新したところ、電話が有り一度会いたいとのことで5月28日に田辺に来られて、結構長時間、話をしました。お話しでは、御子さん達3名が、それぞれ行く道が決まって、一段落したところで、今度は、自分が若い頃からの夢を実現したいとのこと、「ドリームスカムトゥルー」は夢を現実にという意味らしいです。

ビッグゲームは、外国では、カジキを釣ったことが有るが、あれは釣らせてもらったので面白くないので自分の手で自分のボートで釣りたいとのことです。

若い頃、FR26に乗っておられた様で船外機のボートでも可能かとのこと、田辺からだとポイントまで30分~1時間で行けるのでOKです。

ただ大きな波が忘れた頃にやって来て、ボートが潜水機状態になることが有るので、紀伊水道の黒潮でのビッグゲームには、オールアラウンドよりも、キャビンタイプが向いているのでFR26を探すことになって、お別れしました。

後日、高野氏からインターネットで日生マリーナにFR26のエンジン200psを新品で装着したものが有るとの連絡が有り。201969日に日生マリーナの川崎商会が経営する神戸ハーバーマリーナに高野氏夫妻と私の3人でボートを見に行き決定。

626日に私が田辺に廻航。ビッグゲーム使用の艤装工事に取りかかります。

そして、1ツ目の夢が7月30日の白浜の花火がマイボートの上から観ることが実現しました。

6月9日 川崎商会
神戸ハーバーマリーナにて決定

6月26日
神戸~田辺へ廻航

7月30日 白浜花火大会
うまく撮れなかった

艤装につきましては、オーナーと相談しながら検討の結果、コックピットいっぱいに取り付けられたオーニングは何とか生かそうと、云うことで、左舷最後部にバトルスティションを取り付け、アウトリガーは、リガーマリン製の、コンパクトスーパーヘビーと、埋込式ロッドホルダー2ヶ所追加。レール用ロッドホルダーを6本。コックピットが狭いのでヒット時のロッドの格納用。タックルは、ペンリールインターナショナル80TW。ペンロッド3本セット。50TW。ペンロッドカーブバット2本セット。合計5本とその他フライングギャフや、諸々の必要なアイテムは、すべてリビルト品で調達しました。

アウトリガー左右とセンターは80Lb

ストレート左右は50Lb、カーブバットで、うまく納まりました。

リガーマリン製品は、世界中のトローリング用品の中でも、特にクオリティが高いと感じます。そして、FRP製のアウトリガーは、紀州かつお釣り達人セットや、サワラ仕掛バクダン仕掛等、紀州水道では、周年、トローリングが可能です。又、ビッグゲームの特にカジキ釣りは、真夏がハイシーズンなので、今回オーニングが涼しくて快適でした。

深海釣りに挑戦。田辺沖は、30分ぐらいで深海釣ポイントがあります。
次回は、キンメ釣りに挑戦します。
赤っぽを持つ人は高野氏の息子さんでボディビルダーで研修医です。

今年は、8月15日以降、全国的に高水温になり、30℃を超える日が続きました。9月15日になり、やっと水温が下がり、27.6℃。オーナーが時間が取れるというので、AM8:00田辺を出航。白浜の三段壁沖5マイル、水深100mラインで、ルアーを流し出して、すぐ“ヒット”。

AM8:30には、ランディングに成功していました。

ルアーは前日にオーナーが購入していた海松に夜光の10号イカルアーです。他にも2本小さい目の海松ルアーをお持ちで、メーター級のシイラが数十本ヒットしていて、オーナー曰く「100発100中やな。」

よほどルアーが美味しそうだったのか、上アゴの完璧なところに、フックアップしています。

今回のカジキのヒットルアー
海松10号サイズ
夜光のイカスカート
リーダー120号6m
フック 10/0シングル

シイラがバカ喰いした海松ルアー
5.5号タコベイト
8号イカベイト
何日も水につけておいて白い変色が出てくると良くヒットします。

9月20日、高野夫妻と田辺の「ギャレット」という美味しいフランス料理店で、ファーストマーリンのパーティを3人で行いました。ポンポンと音がするので、店の表に出ますと、たまたま田辺市がサプライズ花火を上げていました。まるでファーストマーリンのパーティを祝ってくれている様です。

現在、紀伊半島近海に4基の浮漁礁が有ります。
我々遊漁者には許可されていません。撮影の為、接近しました。

浮漁礁から少し離れたところで、ベイトのナブラ発見
エビングにてメバチマグロ、ゲット

12月7日には、ファーストマーリンのビルのトロフィが出来上がり、オーナーに送付しました。

ファーストマーリンの証し

1本目のカジキシールをキャビン入り口に

ザファースロマーリン
高野善博

2020年9月15日 南紀田辺沖
ブルーマーリン 70Kg

今回の御報告で特筆したいことは、オーナーは、望み通りに自分でロットポストからタックルを引き抜きバトルスティションにセットして、最後まで1人でファイトされました。そして私がリーダーを取り、オーナーがギャフを打ち、見事にランディングに成功したのです。

昨年来、10数回の釣行に、一度もトラブルは無しで無事に帰れたことは喜ばしいことです。普段のボートの点検や、細やかな天候予想。黒潮の海は決して、甘くは有りません。白波が立つ状態は、毎回のことです。ごくたまに全速力で走れる様なこともありますが、波が高くて、流したルアーを回収できずに、田辺湾の中まで曳いたことも、2回程あります。

船外機艇での操船テクニックや様々な注意点は、又、別の機会に御報告します。

尾上徹夫

サワラゲット

ドリームスカムトゥルー号
田辺市内の浦港係留場所

オーナー所有のリゾートマンション
ニューバイキング
プライベート桟橋にて釣行の後、すぐに温泉に入れますよ