その3「魚の居場所を特定する」

2011-11-22

黒潮において、魚の居場所を特定することは、さほど難しいことではありません。

黒潮の回遊魚達は季節毎にその水温通りに必ずやってきます。

その水温にその魚が必ず居るかというのは分かりませんが、その水温に達することで、その魚が来ている可能性は大きくなります。あとは、その付近の漁港の水揚げの情報やKOLKおやじに確認することです。

黒潮の一番水温の低い時期は、12月~1月、17℃~18℃。
この時期の魚は、ビンチョウマグロ(トンボシビ)、クロマグロの大型のもの、本ガツオの大型のもの(15㎏ぐらいあります)等で、100㎏を超える大きなクロマグロが串本沖でも釣れることがあります。漁師さん達は、ほとんどジャンボ仕掛けで釣ります。
2月~4月、水温18℃~20℃までで本ガツオやヨコワ(黒マグロの子)。10㎏前後をひっさげと云います。
5月の連休が過ぎて水温が21℃ぐらいまでがカツオの最盛期(トローリングでの)ですが、水温が20℃を超えると、シラス(色々な魚の稚魚)が出てきます。こうなるとカツオもルアーでは釣れにくくなり6月以降はカツオの1本釣漁船の出番です。散水をしながら生きたイワシをパラパラ撒きながら1本々釣り上げるのです。

23℃を超えてくるとシイラやカジキ類が本格的にやってきます。例年5月の終わりから6月の赤いアメリカンデイゴの花が咲く頃に初マーリンの情報が聞こえてきます。

26℃を超えるとカマスサワラ(沖サワラ)が来ます。1.5m、15㎏ぐらいのものです。ここから真夏のカジキの季節の到来です。主にクロカワカジキ、シロカワカジキ、シーズンはじめはマカジキです。

7月、8月、水温も29℃、30℃にまで達します。

9月に入ると、カジキはどんどんいなくなり、カマスサワラ(沖サワラ)と大型のシイラやバショウカジキが2マイル~3マイルの沿岸域で釣れます。10月水温も25℃を下回りますと、カジキ類はすべていなくなります。そして21℃により近づくと、戻りガツオがやってきます。戻りガツオはシーズンが短くて、20℃を下回ると又ヨコワ(黒マグロの子)のシーズンになり、又翌年も同じ繰り返しが行われるのです。

海水面の水温分布図又、特にカツオやカジキを狙う場合は、私の黒潮塾のホームページからお役立ちリンク集をクリックして次に海面水温分布画像検索(人工衛星NOAA)をクリック。色分けした海面水温の拡大図を見ながら、目的の海域の水温差の有る場所にカーソルを当てると緯度経度が出ます。これをメモして翌日その場所へまっしぐらに走る事です。途中で、漁船が多くトローリングをしていたとしても気をそらさずに、目的地へ走らないとスカタンを喰らうことが多いですよ。

 

その現場では、次の5つの項目を狙ってトローリングを行ってください。

パヤオ、漂流物、沖の瀬は、その500m範囲は大物がひそんでいることが多い。潮目は、水温の高い方と水色はきれいな方を曳いてください。カツオの場合、トリヤマは大物で、トリが飛ぶ先端が魚群(ナブラ)の先頭が有り、その先頭を自分のボートの後につけることが重要です。
パヤオ、漂流物、沖の瀬は、その潮上に魚が居ます。

パヤオ(浮き漁礁) パヤオ(浮き漁礁)
パヤオの周辺は回遊魚が足を止めるため、シイラ、カツオ、マグロなど好ターゲットがヒットする確率が高い。但し、一般に開放されていないものがあるので要注意。
潮目 潮目
潮流と潮流のぶつかり合う境目。トリヤマや漂流物を発見する目安となる。
 漂流物 漂流物
流木、流れ葉、枝切れなど漂流物の物陰を好む小魚を追ってシイラが集まる。漂流物は古ければ古いほど確率が高い。
 鳥山(トリヤマ) 鳥山(トリヤマ)
シイラ、マグロなどの大型魚に追い詰められた小魚を狙って海上を鳥たちが目まぐるしく飛び交う。
 沖の瀬 沖の瀬
海底の大きな起伏のある所で水深が50~60mと浅くなっているところ。
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